クラウドソーシングでの副業も確定申告が必要!正社員でも始めやすい副業とは

  • カテゴリ: テレワーク情報
  • 公開日: 2023/1/2
クラウドソーシングで副業をすると収入によって確定申告が必要になる場合があります。

副業であっても確定申告をしなければ、罰則を課せられる可能性があるため注意が必要です。


今回はクラウドソーシングでの副業における確定申告について、下記の内容を解説します。

・確定申告とは

・副業における確定申告の必要性

・副業がバレない3つの方法

・正社員でも始めやすい副業

・クラウドソーシングで副業する注意点


本記事の内容を参考に、確定申告の重要性を理解して自分に合った方法で副業を行いましょう。

1. クラウドソーシングでの副業でも必要な確定申告とは

クラウドソーシングでの副業でも必要となる確定申告について下記の内容を解説します。

・確定申告とは

・収入や所得、経費の考え方

・確定申告に必要な書類


正社員の場合は会社が代わりに行うため、まずは確定申告について基本的な情報を理解しておきましょう。


確定申告とは

確定申告は、労働で得た所得の一部を税金として納めることです。

副業で収入を得ると所得税が発生します。

副業における1年間の合計所得が20万円を超えた場合、確定申告をして所得税を納めなければなりません。

会社員であってもクラウドソーシング上では個人事業主扱いのため、20万円を超えた場合は自分で確定申告をする必要があります。


収入や所得、経費の考え方

収入は、副業における単純な売上金額のこと。

クラウドソーシング上の仕事における報酬そのものが収入にあたります。

収入から必要経費や所得控除を引いた金額が所得です。


必要経費とは、仕事で収入を得るために必要不可欠となる出費のこと。

インターネット料金・パソコンやプリンター購入費・インク代・コピー用紙など仕事に必要なものであれば、様々なものが必要経費として認められます。


確定申告に必要な書類

確定申告に必要な書類は、本人確認書類や印鑑、口座情報などです。

必要経費として購入にかかった領収書やレシートなども残しておくと、所得税を軽減できる可能性があります。


また、源泉徴収票など収入の証明となる書類も必要です。

源泉徴収票はクライアント側が代わりに税金を納める分となるので、用意しておくと自身で納税する必要がなくなります。

2. 副業でも確定申告が必要!

副業であっても年間所得が20万円を超えた場合は、確定申告が必要です。

延滞税や無申告加算税などのペナルティを課せられる場合があるため、年間所得が20万円を超えた場合は忘れずに申告しましょう。


確定申告をしないと様々な罰則がある

確定申告の申告期限は例年2月16日〜3月15日。

申告をしなければ、納税の義務に違反しているとみなされて罰則を課せられる可能性も少なくありません。

申告期限を過ぎても申告しない場合、無申告加算税として超過料金の支払いが義務付けられます。

納税期限までに税金を支払わなければ、延滞税が発生するので注意が必要です。


意図的に確定申告をしなかった場合、脱税とみなされて懲役刑や多額の罰金を課せられることもあるので注意しましょう。


確定申告で副業がバレるのはなぜ?

副業がバレる理由は、確定申告によって住民税が増えるからです。

住民税は、前年の所得に応じて金額が決まるもの。

クラウドソーシングで副業をすると年間所得が増え、同時に住民税も増えます。

副業がバレやすいのは、年末の給与計算で会社からの給料に対して住民税が高い場合です。

3. 副業NGな場合でもバレない3つの方法

会社が副業NGであっても、下記3つの方法でバレずに副業を行うことができます。

・年間所得を20万円以下にする

・住民税を普通徴収にする

・会社の人に副業について話さない


バレずに副業したい場合は、3つの方法を意識しながら行いましょう。


副業の年間所得を20万円以下にする

会社員が自分で確定申告する必要があるのは、副業で年間所得20万円を超えたとき。

20万円未満であれば確定申告の必要がなく、申告しないので住民税が上がりません。

住民税が上がらなければ年末の給与計算で経理担当者にバレることもないでしょう。


住民税を普通徴収にする

会社員の住民税は、特別徴収と呼ばれる給料からの天引きが一般的です。

副業がバレたくないのであれば、副業分の確定申告を普通徴収に変更しましょう。

普通徴収は、自分で確定申告を行い、住民税を納付する方法です。

自分で納付するため、会社側が確認する住民税は増えないため、バレにくくなります。


会社の人に副業について話さない

会社以外で収入があると嬉しくなり、ついつい他人に話したくなります。

しかし、会話をどこでいつ誰が聞いているかわかりません。

副業をしている、結構稼げるなど会社の人に副業を悟られる話をしないようにしましょう。

会社の飲み会などで収入の話が出ても、副業については触れないようにします。

噂にならないように、副業に関して公言しない方がいいでしょう。

4. 正社員でも始めやすい副業とは

正社員が本業の合間に始めやすい副業には下記のようなものがあります。

・ライター

・アンケート回答

・データ入力

・イラスト作成

それぞれの副業について解説するので、気になったものを始めてみてください。


ライター

Webサイト上に文章を書くのがライターの主な仕事内容です。

メジャーなものからマニアックなものまで幅広いジャンルがあるため、自分が書きやすいものを見つけられるでしょう。

報酬は文字単価と記事単価にわかれており、文字単価は1文字0.5〜1円でスタートするのが一般的です。

成果報酬なので書いた分だけ稼げ、会社の給料よりも収入を増やせる可能性もあります。


また、始めるにあたって初期費用がかかりません。

パソコンを持っていなくても、スマホだけで書ける仕事もあります。

最初は単価が低く、書いた量に見合った報酬を得られない可能性がある点には注意しましょう。


アンケート回答

パソコンやスマホからアンケートに回答して報酬を得る仕事です。

スキマ時間にアンケートに答えるだけなので、通勤中などでも手軽に作業できます。


手軽に始められますが、アンケート1件あたりの報酬は低めに設定されている場合がほとんど。

時給換算すると500円にも満たないアンケートも少なくありません。

安定収入を得るのは難しく、まとまった金額を得るには数ヶ月〜1年ほどかかることもあります。


データ入力

指定されたデータを入力するだけなので、一般的なパソコンを操作できれば誰でも作業可能です。

入力するデータ量を調整しやすく、余裕があれば多く、忙しければ少なくできます。

データ1件を入力するのに難しい作業はなく、スキマ時間に気軽にできるでしょう。

しかし、1件あたりの単価は低く、安定収入を得るためには膨大なデータの入力が必要です。


イラスト作成

依頼されたイラストを作成したり、作成したものを販売したりして収入を得る方法です。

ダウンロード素材として作成して収入を得る場合もあります。

1件あたりの単価を高く設定することもできますが、作成したからといってすぐに収入になるとは限りません。

イラスト作成は競合も多く、個性的なイラストでなければ埋もれてしまう可能性があります。


安定収入を得るのであれば、単純なイラスト作成だけでなく、SNS集客のノウハウも必要です。

売れ始めたら高収入を見込めますが、売れるまでの道のりは険しいと考えられるでしょう。

5. クラウドソーシングで副業をする時の注意点

クラウドソーシングで副業する時は、下記2つのことに注意が必要です。

・評価の高いクライアントと仕事をする

・無理な仕事を引き受けない

本業や私生活に支障をきたさないように、注意点を守りながら副業しましょう。


評価の高いクライアントと仕事をする

クラウドソーシング上で仕事を依頼するクライアントには色々な特徴があり、全てが優良なクライアントとは限りません。

報酬を支払わなかったり、説明がないまま初期費用がかかったりする場合もあります。

副業に使う時間やお金が無駄にしないために、クライアントページで評価を確認し、評価の高いクライアントと仕事をするようにしましょう。


無理な仕事を引き受けない

クラウドソーシングの仕事の中には、時間や手間がかかるものも少なくありません。

たとえ高額報酬であっても、休日や睡眠時間を削らなければならない仕事は、本業や私生活に支障をきたす可能性があります。

本業と私生活を重視し、無理なく働ける仕事をしましょう。

6. まとめ

今回はクラウドソーシングにおける確定申告と、正社員でも始めやすい副業について解説しました。

副業で年間20万円以上の所得が発生した場合は、忘れずに確定申告しなければなりません。

本業の合間にできる副業には様々な種類があり、自分に合った副業を選ぶことで無理なく収入を増やせるでしょう。


確定申告について知識を身につけながら、無理のない範囲で副業してください。