テレワークで暇だとついサボってしまう?!みんなサボって何してるの?会社にバレた時のリスクについても解説

  • カテゴリ: 悩み・問題点
  • 公開日: 2024/6/3

コロナショックによる影響でオフィス勤務からテレワークに移行した人は多いことでしょう。

厚生労働省が発表した「テレワーク導入状況」というデータによると、令和元年のテレワーク導入率は20%でしたが、令和2年には40%まで上昇しています。


テレワークによって、出社する必要がなくなり、時間に余裕ができたと同時に、上司の目がなくなったため、サボってもバレない環境ができてしまいました。

実際、筆者もテレワークをしているときに動画を見ていたせいで、上司からのメッセージに気づかず、電話が掛かってきたことがあります。

確かにサボってしまう自分が悪いのですが、サボってしまうことには根本的な要因があります。


この記事ではその原因と対策、バレた時のリスクについてご紹介します。

この記事を読むことで、サボり癖を治し、効率的に働けるようになります。

1. テレワークで暇に感じる人が多い


テレワークの普及により、自宅で仕事をする人が増えてきました。

しかし、リラックスできる環境だからかテレワーク中に暇を感じる人が多いです。

ITmedia NEWSのアンケート調査によると、テレワーク中にさぼった経験がある人は約70%にのぼります。

その主な理由として、仕事の対応が難しい点や自宅環境の誘惑、モチベーションの低下が挙げられます。


まず、仕事の対応が難しい点です。

オフィス勤務しているなら、同僚や上司とのコミュニケーションがしやすく、タスクの進捗状況を把握しやすいです。

しかし、テレワークではそのコミュニケーションがオンラインに限定され、リアルタイムでのタスクの割り振りやフォローが難しくなります。

そのため、仕事が滞りがちになり、結果として暇な時間が増えてしまうのです。


次に、自宅環境の誘惑も見逃せない要因です。

家庭内の環境によっては、仕事に集中するのが難しい場合があります。

例えば、家族や同居人の存在、家事やゲーム等はオフィスでは感じない誘惑であり、ついサボってしまう原因となりがちです。

特に仕事とプライベートの境界線が曖昧になると、仕事に対する集中力が低下しやすくなります。


さらに、モチベーションの低下も大きな問題です。

テレワークでは、長時間孤立した環境で働くことが多くなりがちで、会社の人と話す機会が減ります。

その結果、達成感ややりがいを感じにくくなり、仕事への意欲が低下することが多いです。

2. テレワーク中にサボるとどんなリスクがあるか


テレワーク中にサボることは気晴らしになりますが、短期的にも長期的にも悪影響を及ぼします。

大きく分けて個人の生産性の低下とキャリアを築けなくなることです。


短期的には、サボることで仕事の進捗が遅れ、締め切りに間に合わなくなり、上司や同僚に迷惑をかけることになります。

特にデザインのような個人での成果が重要となる仕事では、1人だけでも進捗が遅れると、チーム全体の進捗に直結し、即座に全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。

ただ、1度の遅れならチームもカバーしてくれるでしょう。


長期的に見れば、サボりが習慣化すると、キャリアに悪影響を及ぼします。

サボりのせいで、生産性が低く、上司や同僚に「信頼できない人物」と見なされると、重要なプロジェクトへの参加も制限されるかもしれません。

また、年次評価が低くなることで、昇給やボーナスの対象外となることも考えられます。

3. 仕事が暇なときにやるべきこと


サボってはいけないのはわかっていますが、どうしても暇な時間が空いてしまうのはよくあることです。

テレワークだけでなくオフィスでも、暇な時間が空いてしまうこともあるでしょう。

ただ、テレワーク中に暇な時間ができたからといって、その時間を仕事以外のことに使ってしまうと問題になるわけです。


仕事が暇なときに取り組むべきことは3つあり、タスク管理の改善、新しいスキルの習得、リモートワーク環境の整備が挙げられます。

これらを実践することで、仕事の効率を高めるだけでなく、自分自身の成長にもつながるでしょう。


まず、暇な時間ができたら、タスク管理の改善から始めましょう。

タスクの優先順位を見直し、重要度や緊急度に応じて再設定することが重要です。

例えば、毎朝、朝会があるけど、ほとんど発言しない場合は、その時間を有効活用しましょう。

その日のタスクをリストアップし、効率的に動けるように計画を立てることで生産性を上げられます。


次に、新しいスキルの習得も考慮に入れるべきです。

暇な時間を利用して、仕事に役立つスキルを学ぶことで、将来の仕事の幅が広がります。

テレワークで長時間暇になることは少ないでしょうが、Excelの関数を勉強したり、プログラミングの新しい情報を調べたりすれば、仕事にも活かせる場面が出てくるでしょう。


最後はリモートワーク環境を整えることです。

自宅の作業スペースを見直し、仕事に集中できる環境を整えましょう。

例えば、長時間座っても腰が痛くならないような快適な椅子や身体にあったデスクを用意するだけでも、集中力が上がり、作業効率が良くなります。


また、必要なデバイスを配置することで、作業効率が大幅に向上するでしょう。

もし、家具やデバイスが揃っていないなら、テレワークの暇な時間に探しておくのも良い手です。

ウィンドウショッピングに夢中になってしまわないように注意しましょう

4. テレワークでサボらないためにやるべきこと


時間が空いたからと言ってすぐにサボってしまっては作業効率が悪くなるだけでなく、チームや上司の信頼を失う原因となります。

テレワークでサボらないためには3つの具体的な方法と工夫が必要です。


1つ目はオンオフの切り替えです。

テレワークでは仕事とプライベートの境界が曖昧になってしまいます。

そのため、仕事時間と休憩時間を明確に区別することが重要です。

例えば、始業時には仕事用の服装に着替える、終業時にはパソコンを完全にシャットダウンするなどのルーティンを設けることで、意識的にオンオフを切り替えられます。

また、ポモドーロ・テクニックのように、25分間集中して作業し、その後5分間の休憩を取る方法も効果的です。


2つ目はこまめな報告・連絡・相談を行うことです。

オフィスでの仕事にも当てはまりますが、報連相はチームとのコミュニケーション強化につながります。

テレワークではコミュニケーションを積極的に行いましょう。


例えば、朝のミーティングでその日のタスクを共有し、進捗状況を報告することで、チーム全体の状況を把握しやすくなります。

また、お昼休憩を利用して、上司や同僚とコミュニケーションを取ることで、信頼関係を築けます。

積極的なコミュニケーションによってチームメンバーの孤立感を減らし、一体感を高められるでしょう。


3つ目は効率良く働くためのツールを導入することです。

例えば、タスク管理ツールを活用することで、仕事の進捗を効果的に管理できます。

TrelloやSlack、Notionなどのツールを使えば、タスクの共有がしやすくなり、自分以外のメンバーも動きやすくなります。

これは個人だけでなく、チームメンバー全体のコミュニケーションを促すツールでもあるので、チーム全体で導入するとよいでしょう。

5. テレワーク中のサボり癖を克服するために


今回はテレワーク中にどうしてもサボってしまうことを克服する具体的な方法についてご紹介しました。

仕事の対応が難しい点や自宅環境の誘惑、モチベーションの低下が暇を感じる主な原因ですが、タスク管理の改善や新しいスキルの習得、リモートワーク環境の整備を通じて有効に時間を活用できます。

また、オンオフの切り替えやコミュニケーションの強化も重要です。


最終的には、自己管理を徹底し、常に自分の働き方を見直すことで、テレワークの時間を生産的に過ごし、キャリアの成長につなげることが可能です。

テレワークを通して、自分自身のスキルと環境を整えることが生産性を向上させるカギとなるでしょう。